CyberFix Note

記事一覧

脆弱性・CVE解説

MikroTik RouterOSの脆弱性CVE-2026-86060とCVE-2026-67277。SSH経由の権限昇格がKEV入りした理由、更新と露出確認の手順

2026年9月10日にCISAのKEVカタログへ追加されたMikroTik RouterOSの2件を、MikroTik公式アドバイザリとCERT Polskaの公表で整理します。修正版6.49.21、7.23.4、7.24.2の選び方、SSHを開けない回避策、更新後のFlagged確認と不審な設定の点検手順まで解説します。

ガバナンス・コンプライアンス

SCS評価制度(サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度)とは。★3と★4の違いと取引先から求められる前に整える準備

経済産業省と国家サイバー統括室の方針に基づきIPAが運営するSCS評価制度を、発注側と受注側の双方から整理します。★3と★4の想定脅威と到達状態、要求事項26件と43件の中身、評価の受け方と有効期間、運用開始の見込み、ISMS認証との関係、委託先管理への組み込み方、中小企業の準備の順序を解説します。

防御・ハードニング

盗難防止リュックの選び方。ノートPCを持ち歩く人の置き引きやスリへの対策と情報漏えいを防ぐ運用

業務用ノートPCやスマホを持ち歩く人に向けて、盗難防止リュックを選ぶ判断軸を整理します。隠しファスナーや背面ポケット、ロックできるジッパーなどの効果と限界、警察が示す置き引き対策、IPAのガイドラインに沿った暗号化や画面ロックとの組み合わせまで扱います。

防御・ハードニング

特権アクセス管理(PAM)の作り方。管理者権限を金庫に入れて必要なときだけ貸し出す

ドメイン管理者やroot、クラウドのルートアカウントを常時保有させない運用の設計手順を、保管と払い出し、ジャストインタイム昇格、セッション記録という仕組みの面から整理します。Windows、Linux、クラウドごとの具体策と、製品を買わない現実解も示します。

インシデント対応・フォレンジック

証拠として説明できる形で取り出すライトブロッカーと保全用機材の選び方

端末やディスクの中身を後から証拠として説明できる形で保全するための機材選定ガイドです。ハードウェア型ライトブロッカーとソフトウェア型の機構差、NIST CFTTの要件と検証結果の読み方、イメージングとハッシュ、付随する備品、法令と社内手続きまでを整理します。

脆弱性・CVE解説

PleskのBackup Managerに見つかったroot権限昇格CVE-2026-68488と任意ファイル書き込みCVE-2026-68487

Plesk for LinuxのBackup Managerで、リストア時のシンボリックリンク競合により一顧客がrootへ至るCVE-2026-68488と、署名のないヘッダのパストラバーサルCVE-2026-68487を一次情報で整理します。CVSS 9.9の読み方、機構、修正版18.0.80.7と18.0.79.11への更新手順、緩和と事後確認を解説します。

セキュアコーディング

ReDoS(正規表現によるサービス拒否)の仕組みと対策。短い入力でCPUを食い潰すバックトラックを塞ぐ

ReDoS(CWE-1333)を、バックトラック型エンジンが失敗時に経路を総当たりして指数時間や多項式時間に陥る機構から整理します。危険なパターンの見分け方、CloudflareとStack Overflowの障害例、Go/RE2/Rust/.NET/Java/Python/Ruby/Node.jsごとの対策、静的検出ツール、入力長の上限やタイムアウトなど設計面の守りとコードレビューの観点まで解説します。

防御・ハードニング

キー入力の盗聴と注入を防ぐ無線キーボードとマウスの選び方

2.4GHz独自プロトコルの受信機で起きるキー入力の盗聴(KeySniffer)と入力注入(MouseJack)、Logitech Unifyingの一連の脆弱性(CVE-2019-13052から13055)、Bluetooth LEのSecurity Mode 1 Level 4とペアリング方式、Logi BoltとMicrosoftのAES暗号化の公式記載、有線に戻す判断、受信機のファームウェア更新、企業での持ち込み機器の統制と共有オフィスでの注意までを一次情報で確認できた範囲で整理します。

セキュアコーディング

GitSpawnが突いたAIコーディングエージェントとgit設定の信頼境界

悪意あるリポジトリを開いただけで、CLI型のAIコーディングエージェントが攻撃者の指定したコマンドを実行してしまうGitSpawnについて、core.fsmonitorなどのgit設定がコマンド実行シンクになる機構、影響製品と修正状況、開発者と情報システム担当が取れる防御策を一次情報で整理します。