防犯ブザーと携帯防犯アラームの選び方
対象の目安: 子どもや家族の携行品を選びたい一般利用者 / 入門

小学校の入学時に配られたきり、ランドセルの底で電池が切れたまま眠っている防犯ブザーは珍しくありません。防犯ブザーは、危険を感じた場面で大きな音を出し、周囲の大人に気づいてもらうための携行品です。音が鳴るかどうかという単純な道具に見えますが、音量の表記には測定条件があり、電池の劣化や落下による故障、雨による浸水といった、選ぶ段階で見分けられる差もあります。この記事は、子ども向けの防犯ブザーと大人向けの携帯防犯アラームを選ぶ観点を、警察庁の性能基準と全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー規格に沿って整理します。なお本記事はアフィリエイトリンクを含みます。紹介する製品の防犯効果や適合性を保証するものではなく、購入判断はご自身と家族の状況に照らしてお願いします。詳細は広告およびアフィリエイトについてをご覧ください。
防犯ブザーが効く場面と効かない場面
防犯ブザーの働きは、音で周囲に知らせることに尽きます。兵庫県警察は、防犯ブザーを危険を察知したときに大音量の音を鳴らし、周囲の人々に向けて助けを求めたり、犯人に犯行をあきらめさせたりするための防犯グッズとして説明しています。同時に、知っている人は多くても、実際に持ち歩き、すぐ使えるように携帯しているかという点を問いかけています。音が出ても、鞄の底にあって取り出せなければ意味を持ちません。
期待できる効き方は二つに分けられます。一つは、人目に付くことを嫌う相手に対して犯行をためらわせる働きです。兵庫県警察は、周囲に見えるように防犯ブザーを持つことで痴漢行為を思い留まらせたり、被害に遭った際にブザーを鳴らして行為をやめさせたりすることが期待できると案内しています。もう一つは、周囲の大人に異変を届ける働きです。警察庁は、取り組みの実効性を確保するには周囲の大人が防犯ブザーの音に気付いてあげることが大切だとして、性能基準に適合するブザーのサンプル音を公開しています。音色が基準で定められているのも、ゲーム機や救急車と紛らわしい音を避け、緊急事態として認識されやすくするためです。
一方で、効果を約束できる道具ではありません。周囲に人がいない道では音に気づく相手がいませんし、大きな音を出しても犯行を強行する相手はいます。警視庁は、痴漢などの被害に遭ってしまったときの行動として、防犯ブザーを鳴らす、大声を出すなどして周囲に助けを求めたうえで、迷わず速やかに110番通報するよう案内しています。ブザーは助けを呼ぶ最初の一手であって、通報や逃げ込み先の確保に置き換わるものではありません。持たせて安心する、ではなく、持たせたうえで使い方と逃げ方を一緒に決めておく道具として位置づけると、期待と実際のずれが小さくなります。
音量のdB表記は測定条件とセットで読む
製品ページでいちばん目立つのが音量の数値です。ここが選定でもっとも誤解されやすい項目でもあります。
平成18年11月30日に策定された防犯ブザーの性能基準について、警察庁が公表している主な内容は、次の4項目です。音量を85dB以上とすること、音色を高い周波数と低い周波数を繰り返す変動周期を持つこと、連続吹鳴時間を連続して吹鳴させた場合に表示音量の90%以上の音量が20分間以上保てること、操作性を引き紐あるいは押しボタン等の操作が児童でも容易に行えることです。これは基準の全体を列挙したものではなく、たとえば全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー規格には落下強度などの項目も含まれます。この基準は、警察庁が文部科学省と経済産業省とともに、全国防犯協会連合会と日本PTA全国協議会と電池工業会の協力を得て策定したものです。
数値の意味を決めるのは測定条件です。全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー規格は、音量を85dB(A)以上と定めたうえで、測定方法を細かく規定しています。温度は25±10℃、湿度は65±20%RHで、無響室または周囲に反射物のない静かな戸外でブザーを吹鳴させ、正面前方1mの距離、高さ1.2mに置いた騒音計のA特性を用い、早い動特性(FAST)で測ります。しかもカタログや個装への表示は、実測した音量以下の値を書くこと、測定距離が1m前方であることを併記することまで求めています。
ここから導ける読み方は単純です。距離や測定環境が書かれていない数値は、他社の数値と並べても比較になりません。同じ製品でも、密着させて測れば大きな値が出ますし、反射のある部屋で測れば条件次第で変わります。規格の解説によれば、85dB(A)という水準は、廃止されたJIS C 9701乾電池式ブザーを参考に、周辺の人が緊急事態と認識するために必要な音量として決められました。数値の大小を競うより、測定距離が明示されているか、基準を満たしていることが確認できるかを先に見るほうが確実です。
上限側の配慮も規格の解説に書かれています。解説は1994年4月にロンドンで開催されたWHO専門委員会の環境騒音のガイドラインに関する報告資料を引き、玩具から発生する音のピーク音圧レベルは耳の近く(約100mm)で120dB(A)を超えてはならないこと、急性聴力傷害を回避するために最大騒音レベルは常に110dB(A)未満にとどめるべきであることを紹介し、上限値についてこの値を参照することが望ましいとしています。耳元で鳴らす使い方は避け、子どもに渡すときも遊びで鳴らさない約束を先に伝えておくほうが安全です。
作動方式と誤作動のしにくさ
作動方式は、引き紐を抜くピン抜き式と、押しボタン式が中心です。優良防犯ブザー規格は、引きヒモあるいは押しボタンなどのブザースイッチを児童でも容易に操作できることと定め、あわせて吹鳴動作の点検がスイッチの操作によって容易に行えることも求めています。規格の解説は、使用者が小学生から高校生までと幅広いため数値での規格化が難しく、児童でも容易に操作できるという表現に留めた経緯を説明しています。
選ぶときは、実際に子どもの手で操作できるかを店頭や開封時に確かめるのが確実です。ピン抜き式は、握って引くだけで鳴らせる手軽さがあります。ただし、鳴動がどのように続くか、ピンが本体から完全に分離するかは製品によって異なります。ピンが本体につながったままの製品では、本体ごと取り上げられるとピンを戻して止められる場合もあります。停止方法とピンの構造は、製品ページの説明と実機の両方で確かめておきます。押しボタン式は片手で押せる手軽さがある一方、鞄の中で他の荷物に押されて鳴ってしまう誤作動が起きることがあります。誤作動が続くと家族も本人も音に慣れてしまい、いざというときの気づきが鈍ります。ボタンにカバーや二段階の操作を備えるか、鞄の中ではなく外側に出して押されにくい向きに付けるといった対処を、購入時に考えておきます。
反対に、ピンが軽すぎて引っかかりで抜けやすい製品も、同じ理由で扱いにくくなります。紐の抜けやすさと、鳴ってしまったときに止められるかどうかは、店頭で触れる機会があれば確かめておきたい点です。
電池の種類と交換性、そして点検の習慣
防犯ブザーで実際に起きるトラブルの多くは、音が出ないという故障です。電池は消耗品であり、入れたまま長期間放置すると過放電で液漏れが起こることがあります。消費者庁と国民生活センターは2018年7月20日に、電池の発熱と液漏れと破裂への注意を呼びかける発表を行い、消費者庁の事故情報データバンクに平成25年6月から平成30年6月末までの5年間で332件の情報が寄せられ、現象別では発熱が118件、液漏れが110件、破裂が84件だったと示しています。そのうえで、非常用の懐中電灯や防犯ブザーのように電池を入れたままにしておく必要がある器具については、定期的に電池から液漏れ等がないかどうかをチェックするよう案内しています。
電池そのものの不具合が問題になった事例もあります。国民生活センターは2018年4月19日に、防犯ブザーに入っていた乾電池が破裂したというテスト依頼が3件寄せられたことを公表しました。いずれも同型の防犯ブザーに同梱されていた乾電池で、「12-2020」の表示があり、破裂した乾電池は金属製の外殻が破損して内容物がとび出していました。商品テストの結果、電池が消耗すると破裂する可能性があることがわかり、テスト依頼とは別に同様の事故が2件確認されたとしています。該当品は自治体の教育委員会などを通じて小学校の新入生などに配付されたもので、同センターは該当する防犯ブザーを持つ人に当該乾電池の使用を控え、販売元に問い合わせるよう案内しました。この経緯は、配布品であっても点検の対象から外せないことを示しています。
選ぶ側の判断としては、まず電池の形名が取扱説明書や個装に明記されているかを確認します。優良防犯ブザー規格は、交換用の電池を購入するときに形名がわかるよう、使用電池を適切に表示することを定めています。連続吹鳴時間の表示についても、電池メーカー名と電池形名と試験温度を明記するよう求めています。表示された条件と違う電池を入れれば、表示どおりの音量や時間が出るとは限りません。
小さな子どもが持つ製品では、電池の誤飲への配慮も見ておきます。優良防犯ブザー規格は、コイン形リチウム電池を含む小形電池を電源とするブザーの電池蓋取付け構造について、幼児が簡単に外せない構造とすることが望ましいとし、2アクションで取り外す構造やねじ止めの構造を例に挙げています。さらに、ボタン形アルカリ電池の破裂事故が散見されたことを受け、平成28年8月25日の改正で、ボタン形アルカリ電池を電源として用いるブザーを規格の適用範囲から除外しています。
点検の習慣づけについては、都道府県警察の案内が具体的です。京都府警察は、定期的に防犯ブザーを鳴らしてみて正しく作動するか確認すること、音量が小さくなってきたときはすぐに電池を交換すること、日頃から使い方を子どもに教え、すぐに使える箇所に装着しておくことを挙げています。学期の変わり目や月初など、家庭で日を決めておくと続けやすくなります。
- 1
購入前に使用電池と表示条件を確認する
使用電池の形名、音量の測定距離、連続吹鳴時間とその試験条件が個装や取扱説明書に書かれているかを見ます。書かれていない製品は、数値の比較そのものが成り立ちません。
- 2
受け取ったらその場で鳴らして確認する
配布品や購入品を受け取ったら、まず一度鳴らして音量と音色を確かめます。鳴らし方と止め方を子どもと一緒に練習しておきます。
- 3
点検の日を家庭で決める
月に一度など日を決めて鳴らし、音が小さくなっていれば電池を交換します。同時に電池の液漏れや電池蓋の緩みも見ます。
- 4
取り付け位置を見直す
成長や持ち物の変化に合わせ、すぐ手が届く位置に付いているかを確かめます。鞄の中に移っていないかも確認します。
防水表記と落下への強さ
雨の日に濡れることを考えると、防水の表記は実用に直結します。優良防犯ブザー規格は、防水防犯ブザーについて分類に応じた試験を行ったとき内部に浸水がないことと定め、平成28年8月25日の改正で防水性能をIPX1からIPX8の8段階で規定し、試験内容をJIS C 0920に合わせています。IPXの等級は、想定する水のかかり方と試験条件が等級ごとに異なるため、数字が大きいほど上位互換になるとは限りません。噴流水を想定する等級と、水没を想定する等級は別の試験にあたるため、雨や水しぶきを想定するのか、水に落とす場面まで想定するのかという利用場面に照らして、メーカーが明記する試験条件を購入前に確かめます。
見落としやすいのが、防水が効く条件です。規格は、防水機能が携帯時に限定され、雨中などでブザーを吹鳴させた場合に内部へ有害な浸水が想定される製品について、雨中などで携帯しても内部に水の浸入はないものの、雨中などでブザーを作動させた場合は音量が低下し内部に水が浸入する場合があるという注意事項を明記するよう求めています。つまり同じ防水表記でも、鳴らさずに濡れるだけなら平気という製品と、鳴らしながら濡れても平気な製品は別物です。通学で毎日雨に当たる使い方なら、この注意表示の有無まで見ておきます。
落下への強さも規格で試験されています。優良防犯ブザー規格の落下強度試験は、製品に電池を装填した状態で1mの高さからコンクリート床上に6方向へ各1回落下させ、機能に異常がなく使用上に支障がないことを確かめるものです。落下による電池蓋のはずれは、はめ直しで復元できれば異常に含めないとしつつ、小形電池を電源とするブザーの場合は落下により電池蓋がはずれないことを求めています。子どもが持ち歩く以上、落とすことは前提になります。
取付金具と紐の強度、そして取り付け位置
取り付けまわりの仕様は、日々の使い勝手と安全の両方に関わります。優良防犯ブザー規格は、取付け紐の引っ張り強度を19.6N以上と定めています。また、首に掛けて携帯することが想定されるものについては、分離切断できる構造(ブレイクアウェイ)の止め金具を備えていることが望ましいとしています。首掛けは引っかかったときの危険があるため、外れる仕組みが備わっているかを確認しておきます。
取り付け位置については、京都府警察がすぐに使える箇所に装着しておくよう案内しています。ランドセルの肩ベルトのように、歩きながらでも片手が届き、周囲からも見える位置が現実的な候補になります。鞄の内側や底に入れてしまうと、取り出す前に距離を詰められる恐れがありますし、鞄ごと奪われれば手元に残りません。金具は、荷重と振動が毎日かかる部品です。プラスチックのフックが白く変色していたり、紐の付け根がほつれていたりしたら、本体が無事でも交換の合図と考えます。
全国防犯協会連合会は、優良防犯ブザーの推奨にあたり、規格への適合に加えて、確実に作動すること、外部に鋭い突起物がないことなど受傷のおそれがないこと、子どもが携帯するにあたって適切な重量と形状であることを条件に挙げ、適合品には優良防犯ブザー推奨シールを交付しています。推奨品目録も公開されているため、候補を絞る出発点として使えます。なお、電池工業会の規格一覧では、防犯ブザーのSBA規格S1602が全国防犯協会連合会へ移管された旨が案内されています。
ライト付きやGPS連動タイプをどう見るか
LEDライトを備えた製品は、暗い通学路で足元を照らす用途と、音に加えて光で存在を知らせる用途を兼ねます。ライトを使う分だけ電池の消費は増えるため、電池交換の頻度が上がる点は織り込んでおきます。ライトの点灯とブザーの吹鳴が同じスイッチにまとまっている製品では、ライトを使おうとして誤って鳴らす操作が起きないかも確かめておきたい点です。
位置情報を扱うタイプは、性格が変わります。文部科学省の登下校防犯プランは、平成30年6月22日に登下校時の子供の安全確保に関する関係閣僚会議で決定されたもので、防犯ブザー等の活用や集団登下校とスクールバス等による安全な登下校方策の実施、ICタグを活用した登下校管理を始めとするICTを活用した防犯対策等について、全国の好事例を周知することで地域と学校の実情に応じた取り組みを進めるとしています。位置情報を見守りの補助として利用する製品もありますが、通信を伴う機器は、アカウントの管理や位置情報の共有範囲という別の論点を持ち込みます。
位置情報を扱う小型機器の仕組みと注意点は、次の記事で整理しています。
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通学路での運用と配布品との併用
自治体によっては、小学校の新入生などに防犯ブザーを配布しています。世田谷区は区内在住の小学生と中学生を対象に携帯用防犯ブザーを支給し、支給は1人1回限りで、支給を受けてから3年以内の故障は交換できると案内しています。港区も通学路等における安全確保のために新入学児童と希望する児童生徒に携帯防犯ブザーを配付し、故障した場合は無償で交換すると案内しています。制度の内容は自治体ごとに異なるため、住んでいる市区町村の案内を確認するのが確実です。
紛失や経年で使えなくなったときにどこまで交換を受けられるかは、上の2区の例のように制度によって扱いが分かれます。配布品だけで足りない場合は、習い事や休日の外出用に2つ目を持たせる、使い方に合う防水の等級のものを別に用意する、といった補い方も考えられます。どちらを使う場合でも、点検と取り付け位置の見直しは同じように必要になります。
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大人が持つ携帯防犯アラーム
携帯防犯アラームは子ども向けの製品と仕組みが同じで、鞄の持ち手やキーホルダーに付けて使います。警視庁は、痴漢などの被害防止として、夜道では人通りの多い明るい道を歩き、スマートフォンを操作しながらや音楽を聴きながらの歩き方を避けること、後をつけられているなど不安に思うことがあるときは近くのコンビニエンスストアなどに逃げ込んで助けを求めるか110番通報することを挙げています。あわせて、犯罪発生情報を得たうえで、防犯アプリの防犯ブザー機能がすぐ利用できるようにスマートフォンを手に持つという行動も案内されています。
大人向けに選ぶときは、鞄の持ち手に付けて片手で操作できるか、キーホルダーとして鍵と一緒に持ち歩けるかという携帯性が実用を左右します。子ども向けの製品でも同じ働きをしますが、デザインや取り付け方が大人の持ち物に合うかは別の話です。なお、優良防犯ブザーの推奨制度が審査の対象としているのは、主として子供が携帯するものとして製造され一般に販売されるものです。大人向けと銘打った製品がこの推奨の対象に含まれるとは限らないため、音量の測定条件や連続吹鳴時間の表示を個別に確かめるほうが確実です。
スマートフォンのアプリで音を出す方法も選択肢に入ります。手が塞がっている場面や、画面ロックの解除が要る場面では操作が間に合わないこともあるため、物理的なアラームとアプリを両方持っておく考え方もあります。
製品タイプ別の選び方
ここからはタイプ別の考え方を整理します。仕様は製品や世代で異なり、改訂もあるため、購入前に次の点を各製品ページと販売店で確認してください。(a)音量の表示に測定距離が併記されているか。(b)連続吹鳴時間と試験条件、使用電池の形名。(c)防水の等級と、吹鳴時にも防水が保たれるかどうか。(d)取り付け金具と紐の作りが日々の使い方に耐えるか。(e)子どもの手で操作できるか。効果や適合性を保証するものではなく、家庭の状況に照らして判断してください。
優良防犯ブザーの推奨シール付きモデル(子ども向けの基本形)
広告価格の目安: このタイプ全般で約1,000〜2,500円(執筆時点の目安)
全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー規格に適合し、推奨シールが交付されたモデルは、音量85dB(A)以上と連続吹鳴時間20分以上に加え、落下強度や取付け紐の引っ張り強度といった項目まで基準に沿って確認されています。最初の1つとして選びやすい範囲です。推奨品目録は同会の公式サイトで公開されています。推奨の対象かどうかと、個装に測定距離1m前方の記載があるかは、購入前に各製品ページで確認してください。価格と在庫は変動するため、購入直前に販売元と最終価格を確認してください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
防水等級を明記した通学向けモデル
広告価格の目安: このタイプ全般で約1,500〜3,500円(執筆時点の目安)
雨の日も毎日ランドセルに付けて歩く使い方なら、防水の等級が明記されたモデルが向きます。優良防犯ブザー規格は防水性能をIPX1からIPX8の8段階で規定していますが、携帯時だけ防水で、鳴らしながら濡れると音量低下や浸水が起こりうる製品もあり、その場合は注意表示が求められています。等級ごとに想定する水のかかり方と試験条件は異なり、噴流水を想定する等級と水没を想定する等級は別の試験です。数値の大小だけで用途への適合を判断せず、想定する利用場面に合う試験条件か、吹鳴時にも防水が保たれるかという注意書きの有無を購入前に各製品ページで確認してください。価格と在庫は変動するため、購入直前に販売元と最終価格を確認してください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
LEDライトを備えたピン抜き式モデル
広告価格の目安: このタイプ全般で約1,200〜3,000円(執筆時点の目安)
日が短い季節の下校や、塾や習い事の帰りに足元を照らしたい場合の選択肢です。ライトを使う分だけ電池の消費は増えるため、電池の形名と交換のしやすさを先に見ておきます。ピン抜き式でも、鳴動の続き方やピンが本体から完全に分離するかは製品によって異なるため、停止方法は製品ページの説明と実機で確かめます。ライトとブザーの操作が分かれているか、使用電池と連続吹鳴時間の表示があるかを購入前に各製品ページで確認してください。価格と在庫は変動するため、購入直前に販売元と最終価格を確認してください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
大人向けの携帯防犯アラーム(キーホルダー型)
広告価格の目安: このタイプ全般で約1,000〜3,000円(執筆時点の目安)
鍵や鞄の持ち手に付けて、片手ですぐ鳴らせる形が実用的です。優良防犯ブザーの推奨制度は主として子供が携帯する製品を審査の対象としているため、大人向けを名乗る製品が推奨の対象に含まれるとは限りません。音量の表示に測定距離が併記されているか、連続吹鳴時間と使用電池が明記されているかを個別に見ます。取り付け金具の強度と、日常の持ち物に付けたときの操作しやすさを購入前に各製品ページで確認してください。価格と在庫は変動するため、購入直前に販売元と最終価格を確認してください。
※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。
買う前と買ったあとのチェックリスト
防犯ブザーと携帯防犯アラームの確認リスト
- 音量の表示に測定距離(1m前方など)が併記されているか確認したか
- 連続吹鳴時間の表示と、その試験に使った電池メーカー名や電池形名、試験温度が書かれているか確認したか
- 使用電池の形名が明記され、交換用の電池を入手しやすいか確認したか
- 防水の等級と、鳴らしながら濡れても防水が保たれるかどうかの注意書きを確認したか
- 子どもの手で鳴らせるか、鳴らしたあとに止められるかを実際に試したか
- 鞄の中ではなく、すぐ手が届き周囲から見える位置に取り付けたか
- 首に掛ける使い方をする場合、分離切断できる止め金具があるか確認したか
- 月に一度など日を決めて鳴らし、音量の低下や電池の液漏れを点検する習慣にしたか
- 取り付け金具や紐の傷み、電池蓋の緩みを定期的に見ているか
- 鳴らしたあとに逃げ込む場所と110番通報の手順を家族で決めたか
防犯ブザーと携帯防犯アラームは、危険を感じた場面で周囲に助けを求めるための携行品です。選ぶときは、音量のdB表記を測定距離とセットで読み、連続吹鳴時間と使用電池の表示を確かめ、使い方に合う防水の等級を選びます。作動方式は実際に手で試して、鳴らせることと止められることの両方を確認します。買ったあとは、すぐ手が届く位置に付けて、日を決めて鳴らし、電池と金具の状態を見る運用が続けられるかどうかが効き目を左右します。音が鳴ることは助けを呼ぶ第一歩であり、それだけで危険を防げるわけではないため、逃げ込み先の確認と110番通報の手順を家族で決めたうえで、備えの一つとして使ってください。事実は執筆時点で確認できた範囲であり、製品仕様と自治体の配布制度は購入前に公式の案内で確かめることをおすすめします。
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防犯ブザーの性能基準が平成18年11月30日に策定されたこと、その主な内容として音色と音量85dB以上、表示音量の90%以上を20分間以上保つ連続吹鳴時間、児童が容易に操作できる操作性が示されていること、警察庁が文部科学省と経済産業省とともに関係団体の協力を得てこの基準を策定しサンプル音を公開していることは警察庁の情報に基づきます。音量の測定条件、表示の要件、落下強度試験、防水性能のIPX1からIPX8の8段階規定、取付け紐の引っ張り強度19.6N以上、電池蓋の構造、ボタン形アルカリ電池を電源とするブザーの適用範囲からの除外、85dB(A)の根拠とWHO専門委員会の報告資料への言及は、全国防犯協会連合会の優良防犯ブザー規格に基づきます。推奨の審査対象と推奨シールの交付は同会の案内に基づきます。防犯ブザーのSBA規格S1602が同会へ移管された旨は電池工業会の案内に基づきます。定期的に鳴らして作動を確認すること、音量が小さくなったら電池を交換すること、すぐに使える箇所へ装着することは京都府警察の案内に基づきます。防犯ブザーの位置づけと痴漢行為への活用は兵庫県警察の案内に基づきます。被害に遭ったときに周囲へ助けを求めたうえで110番通報すること、夜道での行動と防犯アプリの活用は警視庁の案内に基づきます。登下校防犯プランが平成30年6月22日に決定され、防犯ブザー等の活用やICTを活用した防犯対策の好事例を周知するとしていることは文部科学省の情報に基づきます。電池の事故情報の件数と、電池を入れたままにしておく必要がある器具の点検の呼びかけは消費者庁と国民生活センターの発表に基づきます。乾電池が破裂した防犯ブザーの経緯は国民生活センターの公表情報に基づきます。世田谷区が区内在住の小学生と中学生へ携帯用防犯ブザーを支給し、支給は1人1回限りで支給を受けてから3年以内の故障は交換できるとしていることは世田谷区の案内に基づきます。港区が新入学児童と希望する児童生徒へ携帯防犯ブザーを配付し、故障した場合は無償で交換するとしていることは港区の案内に基づきます。配布制度の有無と条件は自治体ごとに異なるため、確認できた範囲としてこの2区の例のみを記載しています。
出典・参考
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