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置き配の盗難対策で選ぶ宅配ボックスの選び方

対象の目安: 置き配の盗難対策を家庭向けに強めたい一般利用者 / 入門

アオイ防御・運用担当
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置き配の盗難対策で選ぶ宅配ボックスの選び方

通販で買った荷物を玄関先へ置いてもらう置き配は、不在でも受け取れて再配達を減らせる便利な仕組みですが、置いたままの荷物が持ち去られる盗難のリスクがあります。宅配ボックスは、不在時でも荷物を受け取って施錠しておくための箱で、置き配の持ち去りを防ぎつつ、再配達の手間もなくすための道具です。ただし、箱そのものの固定や施錠が甘いと、中身を抜かれたり箱ごと運び去られたりすることもあります。この記事は、置き配の盗難対策を家庭向けに強めたい一般の利用者に向けて、宅配ボックスを選ぶときの軸を、施錠方式や固定の方法、容量や防水、宅配業者との受け渡しの運用まで整理します。なお本記事はアフィリエイトリンクを含みます。紹介する製品の防犯効果や適合性を保証するものではなく、購入判断はご自身と住まいの環境に照らしてお願いします。詳細は広告およびアフィリエイトについてをご覧ください。

宅配ボックスが防ぐ持ち去りと再配達の手間

宅配ボックスの利点は、不在でも荷物を受け取れることと、受け取った荷物を施錠して守れることの二つです。国土交通省は、トラックドライバーの人手不足や再配達による負担を背景に、宅配ボックスや置き配、コンビニ受取といった多様な受け取り方法を推進しており、多様な受取方法の利用率を2030年度までに引き上げる目標を示しています。宅配ボックスを使えば、配達のたびに在宅する必要がなくなり、再配達を頼む手間も減ります。

一方で、玄関先へそのまま置く置き配には、荷物が持ち去られる盗難や、誤配、雨によるぬれといったトラブルがついて回ります。国民生活センターは、置き配を使うときは注文前に利用規約を読んで盗難や誤配のリスクと補償の有無を確かめること、配達完了の通知が来たら早めに荷物を引き取ること、宅配ボックスや宅配バッグを活用することを案内しています。宅配ボックスは、置いた荷物を施錠された箱に収めることで、この持ち去りのリスクを下げます。

国土交通省は、宅配便の再配達がCO2排出やドライバー不足につながる社会的な課題だとして、宅配ボックスや置き配など多様な受け取り方法を選びやすくする環境整備を進め、再配達率と多様な受取方法の利用率を年2回(4月と10月)調査しています。多様な受取方法の利用率は、2030年度までに50パーセント程度へ引き上げる目標が示されています。

ただし、宅配ボックスも万能ではありません。施錠が甘い箱や、地面に固定していない箱は、中身を抜かれたり箱ごと運び去られたりすることがあります。防犯として効かせるには、施錠方式と固定の方法を選び、正しく運用することが前提になります。

容量と設置形態で選ぶ

宅配ボックスを選ぶとき、最初に見たいのが設置形態と容量です。玄関先やアプローチの広さ、受け取る荷物の大きさと頻度、住まいが賃貸か持ち家かで、向く形が変わります。

設置形態特徴向く住まい
据置型(ボックス型)常設の箱を玄関先に置く。容量が大きく施錠もしっかりしたものが多い玄関先に置き場所がある戸建て
折りたたみ型(ソフトタイプ)使わないときはたためる布や樹脂の箱。ワイヤーでつないで使う置き場所が限られる住まいや一時利用
ポスト一体型郵便受けと宅配ボックスが一体。新築や外構工事とあわせて設置戸建ての新設や玄関まわりの更新
集合住宅の共用型エントランスに管理者が設置分譲や賃貸の集合住宅(個人設置は不可のことが多い)

据置型は、常設の箱を玄関先に置くタイプで、容量が大きく施錠のしっかりしたものが多く、複数の荷物や大きな荷物を受けやすいのが利点です。折りたたみ型は、使わないときにたためる布や樹脂の箱で、置き場所が限られる住まいや、必要なときだけ出す使い方に向きます。ポスト一体型は、郵便受けと宅配ボックスがまとまった形で、新築や外構の工事とあわせて据える場合の選択肢です。集合住宅では、エントランスに管理者が設置した共用の宅配ボックスがあることが多く、住戸ごとの個人設置は管理規約で制限される場合があるため、設置の前に管理会社や規約を確認します。

容量は、ふだん受け取る荷物の大きさに合わせて選びます。小さすぎると大きな箱が入らず結局は置き配や持ち帰りになり、大きすぎると玄関先を占有します。宅配業者が入れやすい投入口の大きさや、複数の荷物を続けて受けたいかもあわせて見ておきます。

据え置き型の宅配ボックス(大容量で施錠式)

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価格の目安: 約8,000〜25,000円(執筆時点の目安)

玄関先に常設する据置タイプです。受け取りたい荷物の大きさに合う容量と、ダイヤルや南京錠でしっかり施錠できる方式を選びます。地面や壁にアンカーで固定できるか、付属のワイヤーで柱につなげるかもあわせて確認すると、箱ごとの持ち去りを防ぎやすくなります。容量や施錠方式、固定の可否は購入前に各販売ページで確認してください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

折りたたみ式の宅配ボックス(ワイヤー固定)

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折りたたみ式の宅配ボックス(ワイヤー固定)

価格の目安: 約3,000〜8,000円(執筆時点の目安)

使わないときにたためる布や樹脂の箱で、置き場所が限られる住まいや賃貸で取り入れやすいタイプです。付属のワイヤーを柱や手すり、面格子に通して南京錠で固定する構造が多く、箱ごと持ち去られにくくします。防水性や、雨がかかる場所でも使える生地か、施錠のしやすさを確認してください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

施錠方式と防水で選ぶ

宅配ボックスの防犯を支えるのは施錠方式です。中身を抜かれない、勝手に開けられないという守りは、どう施錠するかで決まります。

ダイヤル式は、本体に付いた数字の錠を合わせて開ける方式で、鍵を持ち歩かずに済みます。南京錠を併用する方式は、手持ちの錠を選べて交換もしやすい一方、鍵の管理が要ります。印鑑を収める押印一体型は、あらかじめ認印を入れておくと、宅配業者が配達票に受領印を押してから施錠でき、押印が必要な荷物も不在で受け取りやすくします。この収納には、悪用されると被害の大きい実印ではなく、認印を入れて使います。暗証番号やスマートフォンのアプリで開けるスマート施錠は、後述するように通知や開閉の履歴もあわせて扱えます。

雨に濡れやすい玄関先では、防水や防滴の造りも見ておきます。ボックス型は屋根や傾斜で雨を流す造りか、折りたたみ型は生地が防水かを確認します。荷物のぬれは置き配トラブルの一つでもあるため、設置場所が軒下か雨ざらしかに応じて選びます。

印鑑収納付きで防水の宅配ボックス

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印鑑収納付きで防水の宅配ボックス

価格の目安: 約6,000〜20,000円(執筆時点の目安)

配達票への押印が必要な荷物を不在で受け取りたい家庭向けのタイプです。印鑑の収納には実印ではなく認印を入れ、防水や防滴の造りで雨から荷物を守れるかを確認します。押印のあとにしっかり施錠される仕組みかどうかもあわせて見ておくと安心です。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

箱ごとの持ち去りを防ぐ固定

施錠しても、箱そのものが軽かったり固定されていなかったりすると、中身が入ったまま箱ごと運び去られてしまいます。宅配ボックスを防犯として効かせるには、施錠と同じくらい固定が要ります。

据置型では、底面や背面をボルトのアンカーで地面のコンクリートや壁に固定できるものがあります。土間コンクリートやタイルにアンカーを打てる場所なら、これがもっとも外れにくい固定です。アンカーが打てない場所や賃貸では、付属または市販のワイヤーを、動かせない柱や手すり、面格子などに通して南京錠でつなぐ方法があります。折りたたみ型は、このワイヤー固定を前提にした製品が多くあります。

固定を選ぶときは、つなぐ相手が本当に動かないかを見ます。軽いプランターや簡単に外れる金具につないでも、一緒に持ち去られては意味がありません。ワイヤーの太さや、切断されにくい造りかもあわせて確認します。

スマート宅配ボックスとネットワークの注意

暗証番号やスマートフォンのアプリで解錠し、配達や開閉を通知するスマート宅配ボックスもあります。誰がいつ開けたかの履歴が残る、遠隔で暗証番号を変えられる、宅配業者に一時的な番号を渡せるといった使い方ができ、施錠と受け取りの管理がしやすくなります。

ただし、こうした製品は玄関先に置く防犯の道具でありながら、家庭内ネットワークとインターネットにつながる1台のIoT機器でもあります。初期設定のままの単純なパスワードや、更新されない古いソフトウェアは、外からの侵入の入口になりえます。IPAや総務省は、IoT機器を安全に使う基本として、初期パスワードを変更すること、使わない機能を無効にすること、ファームウェアを更新して最新の状態に保つことを挙げています。スマート宅配ボックスを選ぶなら、パスワードを変更できるか、更新が継続的に提供されるかを確認し、設置後も更新を続けてください。玄関まわりのネットにつながる機器の守り方は、ドアホンの選び方でも整理しています。

スマート宅配ボックス(暗証番号やアプリ通知)

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価格の目安: 約15,000〜40,000円(執筆時点の目安)

暗証番号やアプリで解錠し、配達や開閉を通知するタイプです。開閉履歴や遠隔での番号変更ができる一方、ネットにつながるIoT機器として初期パスワードの変更とファームウェアの更新が前提になります。パスワードを変えられるか、更新が提供されるか、通信や保存の暗号化に触れているかを購入前に確認してください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

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設置と運用の注意

宅配ボックスは、置く場所と固定、施錠の運用がそろってはじめて持ち去りを防ぎます。設置から日々の使い方までの手順を整理します。

  1. 1

    置き場所を決める

    玄関先やアプローチで、宅配業者が投入しやすく、通りから荷物の出し入れが見えにくい場所を選びます。雨がかかる場所なら防水の製品か軒下への設置を考えます。

  2. 2

    箱を固定する

    据置型はアンカーで地面や壁に固定し、打てない場所や折りたたみ型はワイヤーを動かない柱や手すりに通して施錠します。つなぐ相手が本当に動かないかを確かめます。

  3. 3

    施錠の運用を決める

    ダイヤルや南京錠の番号は家族で共有し、定期的に変えます。押印一体型は実印ではなく認印を入れます。使ったあとに施錠されているかを引き取り時に確認します。

  4. 4

    宅配業者へ使い方を伝える

    配達指定の備考や置き配設定で、宅配ボックスへの投入と施錠を依頼します。暗証番号式なら番号の伝え方を決め、箱に簡単な使い方を掲示すると入れ間違いを減らせます。

  5. 5

    スマート機は初期設定を見直す

    スマート宅配ボックスは、初期パスワードを自分のものへ変更し、アプリの通知と、可能なら二段階認証を有効にします。設置後もファームウェアの更新を続けます。

宅配ボックスは玄関まわりの守りの一枚で、補助錠やセンサーライトと重ねると、荷物だけでなく住まい全体の侵入対策になります。夜間の玄関先を明るくして持ち去りや侵入を抑えたい場合は、屋外用センサーライトの選び方も役立ちます。

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買う前のチェックリスト

宅配ボックス購入前のチェックリスト

  • ふだん受け取る荷物の大きさと量に合う容量か、投入口の大きさは足りるか確認したか
  • 設置形態(据置型、折りたたみ型、ポスト一体型)が玄関先の広さと住まいの条件に合うか確認したか
  • 施錠方式(ダイヤル、南京錠、押印一体、スマート施錠)が使い勝手と防犯の両面で合うか確認したか
  • 据置型はアンカー固定、折りたたみ型はワイヤー固定など、箱ごとの持ち去りを防ぐ固定に対応するか確認したか
  • 押印が必要な荷物を受けるなら印鑑収納の有無を確認し、実印ではなく認印を入れる運用にしたか
  • 設置場所が雨のかかる場所かに応じて、防水や防滴の造りを確認したか
  • 集合住宅では管理規約や管理会社に個人設置の可否を確認したか
  • スマート宅配ボックスは初期パスワードを変更でき、ファームウェアの更新が提供されるか確認したか

宅配ボックスは、不在でも荷物を施錠して受け取ることで、置き配の持ち去りと再配達の手間を同時に減らせる道具です。選ぶときは、受け取る荷物に合う容量と設置形態を土台に、ダイヤルや南京錠、スマート施錠といった施錠方式と、アンカーやワイヤーによる固定を確認します。押印が必要な荷物には印鑑収納が、雨のかかる場所には防水が効きます。スマート宅配ボックスを選ぶなら、初期パスワードの変更と更新を続けることが前提です。箱を置くだけでは防ぎきれず、固定と施錠、宅配業者との受け渡しの運用があってはじめて持ち去りを抑えられます。事実は執筆時点で確認できた範囲で、製品仕様や適合は購入前に販売店で確かめることをおすすめします。

国民生活センターは、置き配は不在でも受け取れて便利な一方で盗難や誤配のリスクがあるとして、注文前に利用規約や補償の有無を確認すること、配達完了の通知を受けたら早めに荷物を引き取ること、宅配ボックスや宅配バッグを利用することを呼びかけています。

出典・参考

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