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無線LAN診断に使うモニターモード対応USB Wi-Fiアダプタの選び方

対象の目安: 自社や自宅の無線LANを点検する担当者 / 実務

アオイ・防御・運用担当
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無線LAN診断に使うモニターモード対応USB Wi-Fiアダプタの選び方

社内や自宅の無線LANを点検するとき、ノートパソコン内蔵のWi-Fiでは見えるものが限られます。普段の接続モードでは、主に接続先との通信に必要なフレームだけを扱い、周囲を飛ぶフレームをすべて取り込むことはしないためです。周囲にどんなアクセスポイントがあり、どのチャンネルが混んでいて、管理されていない不審なアクセスポイントが紛れていないかを確かめるには、空中を飛ぶフレームをそのまま受け取るモニターモードに対応したアダプタが役立ちます。

この記事は、自社や自宅の無線LANを診断したい担当者に向けて、モニターモード対応のUSB Wi-Fiアダプタを選ぶ軸を整理します。海外の解説でよく勧められる製品をそのまま買う前に、日本では先に技適マークを確かめる必要があります。チップセットとLinuxのドライバ、帯域、アンテナ、給電に加えて、電波法と不正アクセス禁止法の注意もあわせて示します。攻撃の手順は扱いません。診断は、自分が管理するネットワークか、書面で許可を得たネットワークに限って行ってください。なお本記事はアフィリエイトリンクを含みます。紹介する製品の効果や適合性を保証するものではなく、購入判断はご自身の用途に照らしてお願いします。詳細は広告およびアフィリエイトについてをご覧ください。

注意

無線LANの診断は、自分が管理するネットワークか、管理者から書面で許可を得たネットワークだけで行ってください。近隣のネットワークのフレームも受信範囲に入るため、記録の扱いにも注意が要ります。許可のない相手への接続や認証の突破は、不正アクセス禁止法などに触れるおそれがあります。

モニターモードで見えるもの

Wi-Fiのアダプタは、普段は接続モード(managed)で動きます。このモードでは、自分宛てのフレームや、所属するネットワークのブロードキャストとマルチキャストを中心にOSへ渡すため、周囲の様子は大まかなスキャン結果としてしか分かりません。モニターモードに切り替えると、指定したチャンネルで受信したフレームを宛先に関係なく取り込めるようになります。

診断で使う場面は、たとえば次のようなものです。社内に管理外のアクセスポイントが持ち込まれていないかを探す、ビーコンから暗号化方式や管理フレーム保護の設定を確かめる、チャンネルの混雑や電波の届き方を測る、といった点検です。パケットインジェクションは、アダプタから任意のフレームを送信する機能で、ペネトレーションテストで使われます。ただし送信は電波の発射そのものであり、同じチャンネルを使う近隣の機器にも届きます。家庭や社内の点検であれば、受信による調査だけで目的を果たせる場面も少なくありません。

診断の進め方そのものは、ペネトレーションテストの計画と同じく、範囲と許可を先に決めてから始めます。

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技適マークを最初に確かめる

日本でWi-Fi機器を免許なしで使えるのは、技術基準適合証明などを受けた機器、つまり技適マークの付いた機器だからです。総務省は、技適マークの付いていない無線機を使うと電波法違反になる場合があり、その場合は1年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金の対象になると案内しています。公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、さらに重い罰則があります。

総務省の技適マークのQ&Aは、家庭やオフィスで使うWi-Fiは技適マークが付いていれば免許なしで使えること、技適マークのない無線機を使うと電波法違反になる場合があること、技適マークの付いた無線機を改造すると技術基準適合証明の効力がなくなることを説明しています。

診断用のアダプタで注意したいのは、海外のフォーラムや解説で定番とされる製品の多くが、日本向けに技適を取得しているとは限らない点です。今回、総務省の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」で、Alfa Networkの代表的なUSBアダプタの型式名(AWUS036ACMやAWUS036ACHなど、AWUSで始まるもの)を調べたところ、執筆時点で登録は見つかりませんでした。同社名義の登録は、HaLow規格の別製品だけでした。輸入業者が別名義で取得している可能性もあるため、購入する個体の本体や箱の表示とあわせて確かめてください。

確かめ方は次のとおりです。

技適の確かめ方

  1. 1

    製品の本体、箱、取扱説明書に技適マークと認証番号の表示があるかを見ます

  2. 2

    総務省の「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」で、型式名か認証番号を入力して登録を探します

  3. 3

    検索結果の電波の型式と周波数の欄で、使いたい帯域(2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯)が含まれているかを確認します

  4. 4

    同じ型番でもハードウェアのバージョンや販売地域で中身が変わる製品があるため、購入する個体のバージョン表記も控えます

技適を受けた機器でも、ファームウェアを書き換えて日本で認められていない周波数や出力で電波を出したり、認証と異なる構成に改造したりすると、技術基準への適合が確認された状態から外れます。電波法は無線局の定義から受信のみを目的とするものを除いていますが、USBのWi-Fiアダプタは接続やスキャンのときにも電波を出すため、受信目的だからと技適の確認を省くのは避けたほうが安全です。

技適のない機器を使う特例制度

総務省には、技適のない無線機を実験などに使うための「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」があります。Wi-FiやBluetoothなどの規格に相当する機器を対象に、使用を始める前にWebで開設の届出をすれば、許可を待たずに使えるという届出制の仕組みです。

総務省は、この特例を実験、試験、調査を行う専門家が自己責任で無線機器を使うための手続きと位置づけ、使用開始前の開設届出、届出から180日以内の廃止と廃止届出が必要であること、対象は科学や技術の発達のための実験などの目的に限られ、同じ目的と規格での届出は一回限りであることを示しています。機器が特例の対象かは、仕様書や外国の認証などで届出者自身が確認する必要があります。

この制度は、短期間の実験や検証のためのものです。社内の定期点検のように同じ機材を長く使い続ける用途には合いません。届出をしても、実際の機器や運用条件が要件を満たしていなければ特例の効力は生じないと総務省は説明しています。常用の診断機材は、技適を取得した製品から選ぶのが現実的です。

チップセットとLinuxドライバの対応

モニターモードの使い勝手は、アダプタのブランドよりも中のチップセットとドライバで決まります。Linuxでは、カーネルに取り込まれたin-kernelドライバ(mac80211準拠)が対応するチップセットを選ぶと、ドライバを別途ビルドする手間がなく、カーネルの更新でも壊れにくくなります。古いRealtek向けのカーネル外ドライバは、モニターモードの品質に課題があると指摘されてきました。

Linux向けのUSB Wi-Fiアダプタの情報を長く整理しているmorrownr氏のリポジトリ(USB-WiFi)をもとに、診断用途でよく名前が挙がるチップセットをまとめます。カーネル版は対応が始まった版で、実際にはより新しいカーネルが推奨されている場合があります。

チップセットドライバin-kernelでの対応帯域補足
MediaTek mt7612umt76x2u4.19から2.4GHz、5GHz長く使われてきた安定したドライバ
MediaTek mt7610umt76x0u4.19から2.4GHz、5GHzAC600級。到達距離の評価が高い
MediaTek mt7921aumt7921u5.18から2.4GHz、5GHz、6GHzWi-Fi 6E対応。Bluetooth併載品もある
Realtek rtl8812aurtw886.14から2.4GHz、5GHz以前はカーネル外ドライバのみだった
Realtek rtl8811aurtw886.14から2.4GHz、5GHzAC600級(Alfa AWUS036ACSなど)
Realtek rtl8814aurtw886.16から2.4GHz、5GHzAC1900級

製品の箱にはチップセット名が書かれていないことが多いため、型番からチップセットを調べる必要があります。Linuxカーネルのドライバのソースには、対応するUSB機器のIDと製品名の注記が並んでいます。たとえばmt76x2uのソースには、Netgear A6210やAlfa AWUS036ACMの名前が記されています。手元のアダプタは lsusb で表示されるUSBのIDから、どのドライバが使われるかを確かめられます。

モニターモードとインジェクションの違い

in-kernelドライバであれば多くはモニターモードに対応しますが、その先の機能には差があります。morrownr氏の資料は、mt76系のドライバがモニターモード、パケットインジェクション、仮想インターフェース(VIF)、アクティブモニターに対応する一方、rtw88系はモニターモードとパケットインジェクションに対応し、アクティブモニターと仮想インターフェースには対応しないと整理しています。アクティブモニターは、受信したフレームに応答(ACK)を返す機能で、使う場面は限られます。

morrownr氏のKali Linux向け推奨アダプタの資料は、推奨の条件をWindows用ドライバを内蔵しない単一状態の製品、Wi-Fi専用の製品、in-kernelドライバで動く製品とし、チップセットごとの仮想インターフェースやアクティブモニターの対応を表にまとめています。

注意したいのは、ドライバの不具合がカーネルの版によって出入りすることです。同じ資料は2025年12月時点の注記として、mt7921uドライバのモニターモードがカーネル6.18など一部の版で正しく動かない状態にあると記しています。morrownr氏は同じ時期にリポジトリのIssueで、カーネル6.12と6.18の検証でmt7921uのモニターモードが壊れていると報告し、モニターモードが目的なら当面はこのチップの製品を避けるよう勧めました。接続モードやアクセスポイントモードの問題ではないとも補足しています。同じリポジトリのPlug and Play Listも、2025年末から2026年初めの検証でmt76系ドライバのモニターモードに問題が見つかり、修正が進められていると注記しています。購入前に、リポジトリの最新の注記と、使うディストリビューションのカーネル版を照らし合わせてください。

帯域とアンテナの選び方

診断する無線LANが使う帯域を、アダプタが受信できる必要があります。2.4GHz帯だけの安価なアダプタでは、5GHz帯で動く社内のアクセスポイントは見えません。点検するアクセスポイントが6GHz帯を使っているなら、6GHz帯に対応したアダプタが要ります。Wi-Fi 7の製品でも6GHz帯を使わないものがあるため、規格名ではなく実際に使っている帯域で判断します。

6GHz帯は、日本では屋外での利用が低出力のVery Low Power(VLP)に限られ、屋内向けのLow Power Indoor(LPI)は屋内専用です。5GHz帯のうち5.3GHz帯は屋外で使えず、5.2GHz帯の屋外利用にも条件があります。受信だけなら問題になりにくいものの、アダプタが送信する場面を考えると、使う場所と帯域の組み合わせは総務省の案内で確かめておくと安心です。

総務省は、無線LANの周波数帯ごとに屋内、屋外、上空で使えるかを表で示し、6GHz帯(5925から6425MHz)はVLPに限り屋外で使えること、5.3GHz帯と5.6GHz帯はDFS機能が必須であることを説明しています。

アンテナは、取り外せる外部アンテナの製品が多く、指向性アンテナに替えて特定の方向を調べる使い方もできます。ただし技適を受けた製品で、認証と異なるアンテナに替えて出力が上がると、技術基準への適合が確認された状態から外れるおそれがあります。アンテナを替えたい場合は、メーカーが指定する付属品の範囲にとどめるのが無難です。

USB給電と接続の注意

USB Wi-Fiアダプタは、電源をUSB端子から受けます。USB 2.0の端子が供給できる電流は規格上500mA、USB 3.0は900mAです。高出力をうたうアダプタやUSB 3.0接続の製品は、パソコン本体のUSB 3.0端子に直接つなぐと安定します。バスパワーのハブを経由すると電力が足りず、切断や認識の失敗が起きやすくなります。

付属の延長ケーブルは、アダプタを机の上や窓際など見通しのよい位置に置くために使えます。Raspberry Piなどの小型機につなぐ場合は、本体の電源に余裕があるかも確かめます。仮想マシンでKali Linuxを動かす場合は、仮想化ソフトのUSBパススルーでアダプタをゲストOSに渡す必要があり、ホストOS側のドライバが先にアダプタをつかむと動かないことがあります。

Kali Linuxで使うときの注意

Kali LinuxなどのディストリビューションでUSBアダプタを使う前に、カーネル版と、アダプタの対応モードを確かめます。

uname -r      # カーネルの版を確認する
lsusb         # アダプタのUSB IDを確認する
iw list       # Supported interface modes に monitor があるかを確認する
iw reg get    # 規制ドメインが JP になっているかを確認する

規制ドメインは、使えるチャンネルや出力の上限をOSが判断するための国別の設定です。Linux Wirelessの資料は、iw やwpa_supplicant、NetworkManagerから規制ドメインを設定する方法を説明しています。日本で使うなら JP に合わせ、ほかの国の設定に変えて出力やチャンネルを広げることはしません。

モニターモードに切り替えるときは、NetworkManagerやwpa_supplicantがアダプタを操作して干渉することがあります。Aircrack-ngのairmon-ngの資料は、干渉するプロセスを確認する機能と、それを停止する機能があると説明しています。停止すると普段のネットワーク接続も切れるため、診断用のアダプタと普段使いの接続を分けておくと作業しやすくなります。

取得したキャプチャファイルには、近隣のネットワークのフレームも含まれます。診断の対象とするアクセスポイントのBSSIDで絞り込み、対象外の記録は残さないように運用します。

診断用の機材は、普段使いのパソコンと分けた検証環境で扱うと管理しやすくなります。隔離した検証環境の作り方は関連記事で整理しています。

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法令と許可の前提

電波法第59条は、特定の相手方に対して行われる無線通信を傍受して、その存在や内容を漏らしたり、窃用したりすることを禁じています。第109条は、無線局の取扱中に係る無線通信の秘密を漏らしたり窃用したりした者を、1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金に処すると定めています。モニターモードでは近隣の通信も受信範囲に入るため、受け取ったフレームの内容を第三者に伝えたり、何かに利用したりしないよう、記録の範囲と保管を決めておきます。

他人のネットワークに無断で接続したり、認証を突破したりする行為は、不正アクセス禁止法などに触れるおそれがあります。社内の点検でも、対象のネットワーク、期間、使う手法、責任者を書面で決め、管理者の許可を得てから始めます。委託先として顧客の無線LANを診断する場合は、契約書や作業計画書に対象のSSIDやBSSIDを明記しておくと、範囲外の機器に触れるリスクを減らせます。

e-Gov法令検索で公開されている電波法は、第59条で無線通信の秘密の保護を、第109条で秘密を漏らしたり窃用したりした場合の罰則を、第110条で免許や登録なしに無線局を開設した場合の罰則を定めています。

点検の結果、アクセスポイントの設定を見直す必要が出たら、暗号化方式や管理画面の保護から手を付けます。家庭向けと業務向けの機器選びは関連記事で整理しています。

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実在する製品の候補

ここからは、診断用アダプタの候補を挙げます。チップセットは、Linuxカーネルのドライバのソースとmorrownr氏の資料で確認できたものだけを書いています。技適は、執筆時点で総務省の技適検索により登録を確認したものを示しました。価格や在庫、ハードウェアのバージョンは時期によって変わるため、購入前に本体や箱の技適表示とバージョンを確認してください。効果や適合性を保証するものではありません。

NETGEAR Nighthawk A8000(AXE3000 USB 3.0アダプタ)

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NETGEAR Nighthawk A8000(AXE3000 USB 3.0アダプタ)

MediaTekのmt7921au系チップセットを使うWi-Fi 6E対応のUSB 3.0アダプタで、2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯の3帯域を扱えます。総務省の技適検索では認証番号201-220653として、6GHz帯(5955から6415MHz)を含む登録を確認できました。ドライバはin-kernelのmt7921uで、この製品のUSB IDはカーネル6.4から登録されています。ただし2025年12月にmorrownr氏は、mt7921uのモニターモードがカーネル6.12と6.18で壊れていると報告し、モニターモード目的では当面このチップの製品を避けるよう勧めています。執筆時点で修正の完了は確認できていません。6GHz帯を受信する必要があり、技適のある製品を選びたい場合の候補として挙げますが、購入前にリポジトリで最新の検証結果を確かめてください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

NETGEAR A6210(AC1200 USBアダプタ)

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NETGEAR A6210(AC1200 USBアダプタ)

Linuxカーネルのmt76x2uドライバのソースに製品名が記されている、mt7612u系のUSBアダプタです。総務省の技適検索では認証番号201-140208として、2.4GHz帯と5GHz帯の登録を確認できました。同じmt7612uを使う製品は、morrownr氏のKali Linux向けの表で仮想インターフェースやアクティブモニターにも対応すると評価されています。この製品そのものは表に載っていないため、手元で動作を確かめてから使います。技適の取得は2014年で、新品の流通は時期によって限られる場合があります。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

TP-Link Archer T3U Plus(AC1300 USBアダプタ)

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TP-Link Archer T3U Plus(AC1300 USBアダプタ)

TP-Linkの日本向けサイトで紹介されているデュアルバンドのUSB 3.0アダプタで、2.4GHz帯と5GHz帯に対応し、ハイゲインアンテナを備えます。総務省の技適検索では、認証番号201-190970などで登録を確認できました。LinuxカーネルのRealtek向けrtw88ドライバ(rtw8822bu)のソースには「Archer T3U Plus v1」としてUSB IDが登録されています。morrownr氏の資料では、rtw88系はモニターモードとパケットインジェクションに対応する一方、アクティブモニターには対応せず、このチップ系統には6.12以降のカーネルが推奨されています。ハードウェアのバージョンで中身が変わる可能性があるため、箱のバージョン表記を確認してください。

※価格・在庫は変動します。最新の情報は各販売サイトでご確認ください。

海外の解説でよく名前が挙がるALFA NetworkのAWUS036ACMは、mt7612uを使い、morrownr氏のKali Linux向けの推奨表にも載っている製品です。ただし執筆時点の総務省の技適検索では、この型式名の登録を確認できませんでした。そのため本記事では購入候補として挙げていません。手元にある場合や入手を検討する場合は、個体に技適マークの表示があるかを確かめ、表示がなければ国内で電波を出す使い方をしないでください。

ルーターやアクセスポイントの側で守りを固める方法は、家庭向けの機器選びの記事でも整理しています。

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購入前のチェックリスト

診断用USB Wi-Fiアダプタを買う前の確認

  • 本体や箱の技適マークと認証番号を確かめ、総務省の技適検索で使いたい帯域が登録されているか
  • 型番からチップセットを調べ、使うディストリビューションのカーネル版にin-kernelドライバが入っているか
  • モニターモードに加えて、必要な場合はパケットインジェクションへの対応をドライバの資料で確認したか
  • 点検したいアクセスポイントの帯域(2.4GHz、5GHz、6GHz)をアダプタが受信できるか
  • USB 3.0の端子に直接つなげる環境があり、仮想マシンで使う場合はUSBパススルーの設定を確認したか
  • OSの規制ドメインをJPにし、ほかの国の設定で出力やチャンネルを広げていないか
  • 診断する対象のネットワーク、期間、手法を書面で決め、管理者の許可を得たか
  • 近隣の通信を記録に残さず、内容を漏らしたり使ったりしない運用を決めたか

出典・参考

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